忍者が実際に住んでいた忍者からくり屋敷!「甲賀流忍術屋敷」

忍者が実際に住んでいた忍者からくり屋敷!「甲賀流忍術屋敷」

日本で唯一現存する忍者からくり屋敷

滋賀県にある「甲賀流忍術屋敷」は忍者のからくりのある住居として日本で唯一現存する、本物の忍術屋敷!!
本当に忍者が住んでいただけに住宅地の真ん中にあります。文献に名が残っている忍術の流派は70派以上もあり、かつて忍者屋敷と言われる建築物は日本各地に多数存在していましたが、現在、当時のたたずまいのまま残っている忍者屋敷は甲賀流忍術屋敷だけ!日本で唯一、江戸時代に建てられたままの姿で現存しているからくり屋敷なんです。

甲賀忍者筆頭・望月出雲守の旧邸

甲賀流忍術屋敷は甲賀忍者の代表ともいえる望月出雲守の旧邸で江戸時代の元禄年間(1688~1704)に建てられました。不測の事態に備えて素早く脱出できるからくりが家中に配置されてあり、忍者の見張り窓や、どんでん返し(回転扉)、縄梯子など、たくさんのからくりを実際に触ったり登ったりすることができます。また、実際に本物の忍者が使用していた生活用品なども見る事が出来ますよ♪

さまざまなからくり

一見すると普通の平屋建ての屋敷なのですが、実は3階建てというこの忍術屋敷。中二階と屋根裏部屋、そして地下通路がある複雑な作りの建築になっています。この忍者屋敷の主な役割は、攻め入って来た敵から逃げることと迎撃することなので、至る所に逃走のための隠し通路や隠し階段、敵をあざむき、返り討ちにするためのカラクリがあります。一つ一つのカラクリだけで見ると頼り無いのですが、それをいくつも組み合わすことで無限の逃走通路を確保できるようになっているんです。忍者装束のお姉さんの説明を聞きながら、いろいろなからくりを見てみましょう。

◆紙一枚で開く、しのび窓
からくり窓はぱっと見開くようには見えませんが、網戸と壁の隙間に紙を一枚挟んでスライドさせると開きます。
◆どんでん返し
どんでん返しは左の端を押すと戸が回って抜けられますが、追手が同じ部分を押しても開きません。次の人は反対側の端を押さなければならないのです。同じことをしたのに開かないことで、敵を混乱に陥れることができます。
◆落とし穴
大きなどんでん返しの扉のすぐ向こう側にある落とし穴。逃げながら、ササッと落とし穴の蓋をあけておくと、当時の屋敷は電気もなく暗かったため、敵はどんでん返しで逃げた忍者の後を追って先へと進んだ途端、落とし穴にはまってしまうのです。深さはなんと3メートル!落ちたらひとたまりもありません。
◆3階の屋根裏部屋
縄梯子は三階から一階まで一気に逃げることができるしくみになっており、屋根裏部屋は意外と広々としています。

<詳細>
名称: 甲賀流忍術屋敷
住所: 滋賀県甲賀市甲南町竜法師2331
アクセス: JR草津駅より、JR草津線「甲南駅」下車 タクシー約5分/徒歩約20分
       新名神高速道路「甲南I.C」から約3分(看板の指示通りに進む)
営業時間: 9:00〜5:00(入館は4:30まで)
定休日: 12月27日〜翌年1月1日まで6日間(その他の日は無休)
電話番号: 0748-86-2179
料金: 大人(中学生以上)650円、小人(4歳以上)350円
駐車場:無料
公式サイトURL: http://www.kouka-ninjya.com/

いかがでしたか?
からくり屋敷以外にも、忍者服を身にまとって手裏剣を投げられる忍者体験や、甲賀忍者秘伝の「健保茶」などが購入できる売店などがあります。
甲賀流忍術屋敷に訪れた際は、記念に忍者姿で写真を撮ってみてはいかがでしょうか♪

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