ゴミから生まれた奇跡の絶景・白い道

ゴミから生まれた奇跡の絶景・白い道

北海道・稚内「白い道」

日本最北の地に、どこまでも果てしなく続く純白の道があるのをご存知でしょうか?
白い道は、北海道稚内市の「宗谷丘陵フットパスコース」のラスト約2キロにあります。
「フットパス」とは、イギリスで発祥した『歩くことを楽しむための道』のことで、北海道稚内市にもフットパスコースがいくつかあるのですが、その中でも宗谷丘陵コースは白い道が美しすぎると話題になっています。
青い海に吸い込まれそうに続く道は、とってもロマンチック!青い空、青い海、草木の緑、そして白い道の色のコントラストが美しく、角度によっては海に吸い込まれているように見え「神様の通り道」とも言われています。
野生の動物も多く生息しており、愛らしい姿を見ることもできますよ♪

絶景の正体は「ホタテの貝殻」

北海道稚内の名産物といえば「帆立貝」。
そう、実はこの白い道は、ホタテの貝殻が敷き詰められているんです!宗谷周辺にはホタテの加工工場が多く、廃棄物となってしまった「帆立貝」を綺麗に洗って白い道に撒かれています。その量なんと、1600トン!!つまり白い道とは、本来ゴミとなってしまうはずだったホタテの貝が生まれ変わってできた奇跡の絶景だったんです。白い道は、一歩踏み出すとふわりとしていて足に優しい心地ですよ!

宗谷丘陵コース

白い道のある「宗谷丘陵コース」は、稚内三大景勝地である日本最北端・宗谷岬の後背地に広がる丘陵をステージとしています。1万年前に終わった氷河期に形成されたといわれる周氷河地形はなだらかな稜線で、アイルランドの丘陵に似ているともいわれています。ロングコースは最北端をスタート地点として、放牧されている肉牛や道端の高山植物の花々を楽しみながら歩くことができます。ゴールは宗谷護国寺跡がある歴史公園。後半となる(ショートコースのスタート)からは周氷河地形を楽しみながら、57基の大風車群、サハリンの島影や最後の下りでは利尻山を見ることができますよ!


<詳細>
名称:稚内フットパス「宗谷丘陵コース」
住所:北海道稚内市宗谷岬
アクセス:天北宗谷岬線『宗谷岬』バス停で下車
電話番号:0162-24-1216
所要時間:ロングコース2時間
利用可能時期:5?10月頃
公式サイトURL:http://www.wakkanai-cci.or.jp/wakkanai-footpath/

いかがでしたか?
白い道は、歩きでも、車やバイクでも入ることができます。
北海道に出稼ぎで訪れた際は、フットパスで美しい自然とのんびりゆっくり触れあってみてはいかがでしょうか♪

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