東奔西走遊びまわれ。北海道観光は見どころがたくさん

東奔西走遊びまわれ。北海道観光は見どころがたくさん

白い恋人パークで浸る、メルヘンとお菓子作りの世界

「白い恋人パーク」は「白い恋人」で知られる石屋製菓が運営する、体験型観光施設です。内部の工場では「白い恋人」の製造過程を見学することができ、多くのケーキショップで買い物、食事ができることはもちろん、キャンディ・アート専門店の「キャンディ・ラボ」ではほとんどキャンディの美術館といっても過言ではないほど、多数の芸術的な展示が閲覧できます。職人によるキャンディ・アートの実演販売も行われています。また工房では自らお菓子作りに挑戦することもでき、白い恋人を実際に作ってみることも可能です。まさにお菓子に関わるすべての要素を兼ね備えた、スイーツファンの聖地と呼ぶべき複合施設です。

「白い恋人パーク」は全体が美しい洋風の建物で、その庭園の造形も細部に至るまで圧倒的な世界観を貫いています。歩いているだけでもヨーロッパの街を訪れているかのような錯覚に襲われるほどで、お菓子作りに興味がない人でも決して退屈はしないでしょう。中庭のローズ・ガーデンは夏に見頃を迎えます。夜にはイルミネーションが灯り、様々なオブジェが光り輝く幻想的な景色を演出します。「白い恋人パーク」はお菓子作りに関わるあらゆるものを内包した一大テーマパークといってもいいでしょう。しかしまた、世界観を壊さない範囲でバラエティに富む展示も行っています。たとえば、「昔の子供のおもちゃ箱」では、明治から昭和にかけての懐かしいおもちゃを展示しています。当時の学生の制服などもあり、年配の方には、もしかしたら思わず涙腺が緩むようなものも見つかるかもしれません。

札幌市時計台

「札幌市時計台」と呼ばれる例の構造物を、写真を含め一度も見たことがないという人は稀でしょう。全国的に有名な観光地であり、長年他県に向けて北海道札幌市のランドマークのようにPRが行われてきました。しかし近年ではクチコミによって「日本三大がっかり名所」という不名誉な称号を受け、別の観点から有名になりつつある状況があります。これは「札幌市時計台」の外観的な美点を強調したPRが日本全国に浸透しすぎたあまり、期待に胸を膨らませて札幌を訪れ、実際に見てみると「それほどでもない」という感想を抱きがちなことからくる悪評と思われます。まず最初に言い置いておかなければならないのは、「札幌市時計台」が国の重要文化財に指定されている理由は、その外観とは全く関係がないということです。外観については建物の規模も平凡であり、そのデザインにも特に見るべきところはない。――くらいに考えておくことをおすすめします。実際にはビルの谷間にあってぽつんと現れる素朴な意匠はそれなりの趣を有していますが、やはり「札幌市時計台」の外観を目的として札幌まで足を運んだのだという意識、先入観は決していい影響をもたらさないでしょう。

「札幌市時計台」の正式名称は「旧札幌農学校演武場」です。かつて「札幌市時計台」があるこの場所がまだ今のようにビルが林立しておらず、のどかな風景が広がっていた頃から変わらずあり続けているという点こそ重視されるべき、歴史的建造物なのです。竣工は1878年であり、北海道大学の発祥の地として今でも大学のイベントなどで使用されています。一階は展示室となっており、当時この建物が学校の講堂として使われていた頃の記録などを閲覧できるようになっています。

西洋の豪邸のような北海道庁旧本庁舎

「白い恋人パーク」や「メルヘン交差点」、「札幌市時計台」と、どうして北海道にはこれほどまでに見事な西洋風の街並み、建造物が展開されているのでしょうか。もちろん偶然ではなく歴史的な関連性がありますが、ともかくも、北海道は国内にいながらヨーロッパ旅行ができると称されるほどに西洋風の建物に触れる機会の多い土地です。それも特に美観にこだわった美しい街づくりが心がけられており、メルヘンチックな気分に浸りたいという思いでこの地を訪れる観光客の方にとってはこの「北海道庁旧本庁舎」もたまらない魅力を放っていることでしょう。

いっそヨーロッパの王家が別邸として使用していたと言われても違和感がないほど荘厳で上品な佇まいのこの「北海道庁旧本庁舎」は、壁が赤レンガで覆われ、壁には白く縁取った多くの窓が設けられています。屋根はモスグリーンに塗られ、赤レンガとの調和が重んじられています。現在館内は一般公開されており、北海道の開拓時代にまつわる詳細な資料などが展示されています。北海道のことを知るためには北海道の開拓史についての理解は必要不可欠ですので、北海道観光に際しより深くこの地についての知識を得たいと感じたならば、是非訪問を考えてみてください。ここで得られる知識は、きっと北海道全体の観光名所への興味、関心をワンランク上へと引き上げるでしょう。

この「北海道庁旧本庁舎」は桜の名所としても数えられ、その前庭の大きな花畑と芝生が彩る自然美の美しさも相まって、春の見頃には非常に見事な景観を呈します。周囲は遊歩道と多くのベンチが設けられており、観光客のみならず地元の多くの人々がこの建物を中心に憩い、散策しています。

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