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「こんばんは」は「ごめんなさい」!?誤解されやすい新潟弁
訛ってるの?知りたい新潟弁
訛っている印象の強い新潟弁。実際はどうなの?出稼ぎに行って言葉が通じるの?と不安に思っている方もいらっしゃるかもしれません。今回は、そんな新潟弁について詳しくご紹介します。
新潟県は、南から上越・中越・下越・佐渡地方に分けられます。上越地域は、標準語に近いですが、中越、下越は東北弁がまじっており、特に下越の田舎は、もろ東北弁。佐渡地方は京都弁に近いそうです。
特徴と使用例
新潟弁では、名詞にコトをつけることがあります。水を飲んだは「水コト飲んだ」などのように助詞に変化が見受けられます。また、動詞の活用で仮定・命令形では語末にレが付くことがあり、見ろは見レなどと使用されたりします。
新潟弁のアクセント
新潟弁は、名詞のアクセントが頭にあることが多いです。
例えば、苺、服、椅子、ネズミ、姉、大人、包丁、くつ、廊下、掃除、クジラ、うさぎ、顎、熊、カレーなど、これらはすべて頭にアクセント置いて発音します。
もちろん例外もあり、標準語では頭にアクセントを置く「バナナ」は、新潟では真ん中の「ナ」が高くなります。標準語より英語に近いですね。他にも、命、薬、葡萄、眼鏡、浴衣、なども真ん中にアクセントを置きます。
「い」と「え」が逆転!?
新潟では「い」の代わりに「え」を使い、「え」の代わりに「い」を使います。
そのため、「色鉛筆」が「えろいんぴつ」、「越後の苺」が「いちごのえちご」になります。このように使い方によってはエロな意味を持つものもあるので要注意。
このあたりは特に年齢層の高い方に多く見られる特徴があります。
日常会話で使用する新潟弁
日常会話でよく使用されている新潟弁をご紹介します。
◆ごめんください 意味:こんにちは
◆びちゃる 意味:捨てる
◆ずる 意味:動く
◆こーてくる 意味:買ってくる
◆のーなっしもた 意味:なくなってしまった
◆だすけ 意味:~だから
◆しょし、しょーしい 意味:恥ずかしい
◆よろっと 意味:そろそろ
◆めじょい 意味:かわいい
また、家族を表す単語では、長男は「あんにゃ」、長女は「あねさ」、次男は「おじ」、次女は「おば」などと表現されています。これは北陸だけでなく中部地方から東北地方までの一帯で広く見られる発音です。
誤解されやすい新潟弁
新潟弁にはよくネットやテレビで紹介されるほど誤解されやすい方言が多いです。
◆しかも 意味:とても、すごく、かなり
→鹿も歩くの?と誤解されやすいですが、違います。
◆~しんでも 意味:~しなくても
→「しんでもいい」と使用されますが、決して死んでもいいという意味ではありません。
◆おおばら 意味:散らかしている
→太っ腹やお腹がいっぱいという意味ではありません。
◆ばか 意味:すごく、とても
新潟の「ばか」はどちらかといえば褒め言葉。頭が悪い意味の「馬鹿」とは違います。(佐渡地域では「ばか」は通常の「馬鹿」で使う時もあります)
◆ごめんなさい 意味:こんばんは
タイトルにも書いた通り、勘違いされやすい新潟弁の代表例。新潟県の中越地方で使われているそうです。
いかがでしたか?
いろいろとご紹介しましたが、近年では訛りの少ない若者も多いそうです。
是非これらを参考に、快適な出稼ぎライフを堪能してくださいね♪
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