悪ノリ？でも安くてうまくてボリュームたっぷりの「すなば珈琲」（鳥取県） | 風俗のお仕事コラム

すなば珈琲は、鳥取県でいまや知らない人はいない有名珈琲店。かつてスターバックスの店舗がない最後の都道府県となったことから、鳥取県知事が「スタバはないけれど日本一のスナバ（砂場）がある」と発言したのをきっかけに誕生しました。
しかし、2015年にスターバックスの鳥取第1号店が開店することになると、「大ピンチキャンペーン」と称して開き直ったかのような戦略に出ました。その内容は、「スタバのレシートを持って来店すればコーヒー半額」「スタバよりまずかったと言われた方にはコーヒーのお代をいただきません」といったもの。この大胆であけすけなキャンペーンがSNSやネットニュースでも話題となり、全国にその名が知られるようになりました。

すなば珈琲の公式ホームページ（http://www.sunaba.coffee）を見ても、スタバ襲来の「大ピンチ」をネタにかなり悪ノリしたサイトになっていますが、実際のすなば珈琲は、スタバとはかなり趣の違う喫茶店になっています。
特徴は食事メニューの豊富さ。
鳥取県名物のモサエビのフライが乗った「もさ海老カレー」や、「カキカレー」、「イカスミ魚々カレー」など、海鮮の具がぜいたくに乗ったカレーは540円という安さ。ランチセットも500円代からで種類も豊富です。モーニングセットは和風の朝食にコーヒーのついた不思議なセットと、厚切りトーストのセットから選べて、500円。
フルーツがふんだんに乗ったパンケーキや、サンドイッチなどのデザート・軽食メニューも、すべてボリューム多めでリーズナブルに、豊富に取り揃えられています。

もちろんすなば珈琲の魅力は、コーヒーそのものにもあります。
2015年の「大ピンチキャンペーン」の時に、実際にすなば珈琲のコーヒーを「スタバより美味しくない」と言って無料にしてもらったお客さんは、ほとんどいなかったそうです。しかもおかわり自由といううれしさ。
大ピンチと銘打ちながらも、そのユーモアと味の良さで知名度を広げ、全国各地でも期間限定出店を行うまでになりました。鳥取県内での店舗も、鳥取駅前店、賀露店、国府万葉の館店、鳥取砂丘コナン空港店、気高町遊漁センター店、道の駅神話の里白兎店と、どんどん数を増やしています。
鳥取県の人気観光地としても、4位にランクインしたそうです。鳥取に行った際には、ぜひ一度は足を運んでみたいですね。