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壁にらくがき!?京都にあるらくがき寺「単伝庵」
大黒様に思いを届けるための落書き
寺社仏閣で「らくがき」するなどの行為は一切禁じられているのが一般的ですが、なんと京都にはらくがきOKな「らくがき寺」と呼ばれているお寺があります。
「らくがき寺」と呼ばれているのは、京都府八幡市にある「単伝庵(たんでんあん)」。願いごとを壁に書く落書き祈願の寺として知られており、境内の大黒堂の壁に自由に願い事を書くことが出来ます!200年以上前に再建された由緒あるお寺で、多くの地元の人から協力を得て再建を果たしたことから『人々の願いを大黒様が見やすいよう壁に書いてもらおう』と、壁に願いを書く習慣が始まったといわれています。
大黒堂の内部の壁には、参拝に来た方の願い事が壁一面に書かれています。願い事の壁は毎年年末に塗り替えられるので、一年に一度願い事を書きに訪れるのも素敵ですね♪
ラクガキのルール
①いちばん大事な願い事を書こう
らくがき寺の由来である壁への願い事は、なんでも書いて良い訳ではありません。あくまでも絵馬として、今一番かなえたい願い事を書いてください。
②黒のペンで書こう
壁の願い事は、黒のマジックで書くことがルール!お堂内にも水性ペンが用意されているのでそれを使うか、太さの指定はないので、自分で持ってきた黒のペンなら使用できます。
③壁以外のところには書かない
願い事が書けるのは、白い壁の部分のみとなっています。柱や仏像など壁以外の部分に書くのはルール違反なので注意してくださいね。また、より多くの人が書き込めるように出来るだけ小さく書くようにしましょう。小さく書けるか不安という方のために、木枠も用意されていますよ。
④願い事をしたら祈祷料は賽銭箱へ
願い事をしたら、祈祷用紙に住所と名前を書いて祈祷料300円をお賽銭箱へ。
また直接参拝できない場合は、願い事書き込み用紙に住所・氏名・生年月日を記入して寺に送付すると、願主の生年月日に合わせて祈祷してくれるそうですよ!
街の雰囲気も魅力
京都府最南部に位置している八幡市は、市内に淀川や木津川が流れ、そこにはテレビや映画の時代劇によく登場する日本最長級の木橋、“流れ橋”の「上津屋橋(こうづやばし)」があるなど、どことなく昭和の空気が漂っています。発明王トーマス・アルバ・エジソンが、八幡の竹を使って白熱電球の実用化に成功したことを記念し建立された「エジソン記念碑」や山側の岩壁が深く削れて細い谷となり、谷水が流れている祓谷(はらいだに)に架かる「神幸橋(しんこうばし)」など観光スポットもたくさんあります。そんな街の見学も兼ねて単伝庵を訪ねるのもオススメですよ!
拝観日は土日だけ!
拝観日は、土日と正月三が日の9時~15時なのでご注意ください!
平日に訪れたい場合は事前予約が必要なため、電話で連絡すると拝観出来ますよ♪
<詳細>
・名称:単伝庵(らくがき寺)
・住所:京都府八幡市八幡吉野垣内33
・アクセス:京阪本線「八幡市」駅下車後、徒歩10分
・開催日時:土曜日、日曜日と正月三が日
・開催時間:9:00~15:00(元旦は深夜0時から)
・定休日:月曜日~金曜日(正月三が日を除く)※予約すれば対応可
・電話番号:075-981-2307
・料金:【拝観料】100円【祈願料】300円(大黒堂内、白壁に願い事を記載、奉納)
・参考サイトURL: http://www.kyoto-kankou.or.jp/info_search/
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