「ひっぱりうどん」は節約生活にも嬉しいB級グルメ

「ひっぱりうどん」は節約生活にも嬉しいB級グルメ

「ひっぱりうどん」って一体どんなうどん?

うどんは通常出汁つゆで食べますが、「ひっぱりうどん」は出汁つゆではなく、納豆やサバの水煮缶、ネギ等をうどんに絡めて食べる料理です。

元々は炭焼きが山籠もりをする際に、冬が厳しい山形県内陸部の各家庭で非常食として保存している乾麺や缶詰、更に各家庭で作られている自家製の納豆を持ち寄って作られていた料理だったのが、手軽に作れて美味しいので各家庭にも広まっていった、と言われています。

「ひっぱりうどん」は何を「ひっぱる」の?

「ひっぱりうどん」のネーミングの由来は諸説あり、お釜からうどんをひっぱり上げるため、とか、納豆を使用するので納豆のネバネバが糸を引くから、という風に言われています。

また、地方によっては「ひっぱりうどん」の他にも「ひきずりうどん」や「つっぱりうどん」などの微妙に違うネーミングが使用されているようです。

「ひっぱりうどん」を家庭で作るには?

「ひっぱりうどん」のレシピは基本的に適当です。

まず、乾麺のうどんを茹でておきます。
もちろん冷凍のうどんでも良いですが、山形県民にとって一般的な「ひっぱりうどん」と言うと、乾麺のイメージが強いようです。

ネギ、サバ缶などを適当な大きさに切っておき、納豆と混ぜます。
醤油、麺つゆを中心に、七味唐辛子、故障、味の素など好みの調味料を混ぜ合わせてタレを作ります。
茹で上がった麺は、タレに絡めて食べます。
鍋から直接すくってタレに付けるのが「ひっぱりうどん」の正しい食べ方だ、とこだわる人もいるようです。

ちなみに、食材や調味料のチョイスや量もかなり適当のようで、上記の材料の他、生卵や鰹節、ミョウガ、漬物から、バターやチーズを入れる家庭もあるとのことです。

適当に作っても美味しい、というのが「ひっぱりうどん」のポイントかもしれませんね!

お店で食べる「ひっぱりうどん」

家で食べると節約料理的な側面のある「ひっぱりうどん」ですが、お店で食べるとまた違った味わい。
それぞれが工夫を凝らして「ひっぱりうどん」を提供しているので、食べ比べてみるのも面白いですよ!

・香味庵 まるはち
住所/山形県山形市旅篭町2-1-5
TEL/023-634-4108

「香味庵 まるはち」では、冬季限定メニューで「ひっぱりうどん」が登場します。
こちらの「ひっぱりうどん」は、使用されている各具材にこだわりが見え、上品な味にまとまっています。
うどんのタイプは「ひっぱりうどん」でよく使用される細めの乾麺ではなく、讃岐うどんと同じ太めのタイプです。

・リッチモンドホテル 山形駅前
住所/山形県山形市双葉町1-3-11 リッチモンドホテル山形駅前
TEL/023-647-6277

山形では、ホテルでもB級グルメ「ひっぱりうどん」が楽しめるんです!
山形駅西口から徒歩3分という好立地に立つ「リッチモンドホテル 山形駅前」では、山形郷土料理が充実した朝食メニューとなっており、芋煮や玉こんにゃく、そしてもちろん「ひっぱりうどん」もしっかり楽しむことができます。

こちらの「ひっぱりうどん」は、粘り気の少な目な納豆と、太い讃岐系のうどんを使用しているのが特徴。
マイルドで食べやすい味付けが人気です。

・ 桃園酒家
住所/山形県山形市蔵王温泉24-1
TEL/023-694-2080

茹でたばかりの熱いうどんが土鍋に入って登場する「桃園酒家」の「ひっぱりうどん」。
こちらのお店でも「ひっぱりうどん」はやはり人気メニュー!
他にも「芋煮」「玉こんにゃく」や「だし」など、山形を代表する郷土料理を堪能できる桃園酒家は、山形の地酒も揃っています。
ランチでは山形牛の定食、中華そば等も。

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