「カーリング」の街・青森 …そもそも「カーリング」って何?

「カーリング」の街・青森 …そもそも「カーリング」って何?

■豪雪地帯青森は、ウィンタースポーツが盛ん

冬になれば雪深い青森では、ウィンタースポーツが盛んに行われています。
小学校からスキーやスケートの授業があるという話も珍しくはありません!
上記二つはウィンタースポーツとして特に有名ですが、他にも様々なウィンタースポーツが行われている青森。
実は青森市は「カーリング」の街として一部で知られているんです。

ところで、「カーリング」がどのようなスポーツだかご存知でしょうか?
まだまだ世界的には認知度が低い「カーリング」ですが、これがなかなか奥が深いウィンタースポーツなんです。

■氷上のチェス、「カーリング」

「カーリング」は欧米とカナダで人気があるスポーツで、発祥はスコットランドと言われています。

「カーリング」のルールを簡単に説明すると、4人一組でチームを組み、氷の上で競技用の石を滑らせ、的となる円の中心により石を近づけることができた方を勝ちとする競技です。

交互に8回ずつ石を滑らせて、中心に近い場所に石を置けた方が点数を得る、というのを10回繰り返し、総合点で勝敗を競います。

また、この競技では「氷の表面をブラシでこする」のも特徴。
ブラシで氷を掃いて氷の表面に水の膜を作り、石を滑りやすくし、自分のチームの石を円の中心に導きます。

カーリングで使用される石は「ストーン」、石を運ぶ先の円は「ハウス」、ブラシでストーンの前の氷を掃いて滑りを良くすることを「スウィーピング」と言い、他にもたくさんの専門用語があります。


実はこの「カーリング」、1998年に開かれた長野オリンピックにて冬季五輪正式種目に採用もされているスポーツなんです!
氷の表面を一生懸命ブラシで磨いている姿を、オリンピック中継で見たことはありませんか?
そう言われてみれば、「あ~、あの地味な感じのスポーツね……」と思い出した方もいるかもしれませんね。

一見地味な競技に見えるこの「カーリング」ですが、実は別目「氷上のチェス」とも呼ばれ、非常に頭を使う奥の深い競技なんですよ。

■青森市で盛ん?な「カーリング」

「カーリング」はまだ非常にマイナーなスポーツであるため、なかなか体験できる場所が少ないのが現状。
でも青森市は「カーリングの街」を名乗るだけあり、なかなか盛り上がっているようです。
青森県庁にはカーリング部がありますし、青森市合浦にある「みちぎんドリームスタジアム(青森市スポーツ会館)」では、9月~翌年5月まで、1シート1時間500円で「カーリング」が行えるカーリング場があり、「カーリング」の大会や講習会などが積極的に開催されています。

「カーリング」に興味がある人に向けた「カーリング体験講習会」も青森商工会議所主催で開かれているそうなので、興味がある方はぜひ問い合わせてみてはいかがでしょうか?

競技の歴史はまだまだ浅いので、競技人口自体も少なめな「カーリング」ですが、もしかしたら青森で体験カーリングしたことがきっかけで、あなたも「カーリング」に目覚めてしまうかも!?

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