埼玉県の国宝巡り(歓喜院聖天堂)

埼玉県の国宝巡り(歓喜院聖天堂)

『埼玉県では初めての国宝建造物に指定』

記憶に新しい所では、2012年に歓喜院聖天堂(カンギインショウデンドウ)(本殿)が埼玉県では初の国宝建造物に指定されました。
使われている漢字からして、ご利益がありそうですよね?
「縁結び」に効果あり!?

※日本三大聖天として

○東京都台東区の本龍院(通称 待乳山聖天)(マツチヤマショウデン)
○奈良県生駒市の宝山寺(通称 生駒聖天)(イコマショウテン)
と並び、日本三大聖天に数えられる事もあります。

歓喜院は、高野山真言宗に属し、埼玉の日光とも呼ばれ、
境内には、建物を飾る彫刻や美術品が多くあります。

こちらに所蔵してある宝物を軽くご紹介すると、
○御正躰錫杖頭(みしょうたいしゃくじょうとう)(国指定重要文化財)
妻沼聖天山(みぬま)の御本尊になります。
百聞は一見に・・・って事で、是非ご覧頂きたいです。

○紵絲斗帳(ちょしとちょう)(埼玉県指定文化財)
二代目忍城主の成田長泰(なりたながやす)が奉納した織物で、
美術的にも歴史的にも価値があるそうです。
ちなみに、忍城(おしじょう)は、関東七名城の一つ。
別名は忍の浮き城、亀城と呼ばれています。
「忍城の戦い」は「日本三大水攻め」の一つに数えられています。

このまで読んで頂いても、ピンと来ない方の為に、
2012年の邦画・「のぼうの城」
野村萬斎・榮倉奈々・佐藤浩市・成宮寛貴・鈴木保奈美・他豪華キャスト出演。
和田竜の歴史小説を原作としてます。
そうです。豊臣秀吉に最後まで降伏しなかった城と呼ばれている。
あの忍城(おしじょう)です。

○鰐 口(埼玉県指定文化財)(わにぐち)
こちらも美術的価値だけでなく、歴史的価値があると言われています。
鋳銅製(ちゅうどうせい)の仏具で、当時の行政的な証拠にもなるとか?
インディージョーンズやマスターキートンのように、
考古学に通じる話が好きな方にもお勧めです。

『歓喜院聖天堂の在る熊谷市と言えば、・・・』

夏になると、最高気温争いで、名前の上がる熊谷市です。
「あついぞ!熊谷」本当に暑いです^^;
よく話題になるのが、気温の観測場所とその周りの環境で、
実質、熊谷市が日本で一番暑いのでは?と感じます。

ラグビーにも縁のある都市で、
ラグビーワールドカップ2019の開催都市に熊谷市が決定しました。
ラグビー人気が再燃中で、ワールドカップも成功してほしいですね。


○御当地ゆるキャラ
「ニャオざね」というマスコットキャラクターです。
市内在住のイラストレーター「ことな」さんの作品で、
名前は、公募し、ねこの鳴き声に熊谷の武将「熊谷次郎直実」公をプラスして、
『ニャオざね』となりました。

ここまでは、よくある地方都市にある話ですが、
なんと、「ニャオざねとハローキティ」のコラボグッズ販売しています
キティマニアの皆さんには、ネタの一つとして、手に入れてほしい品々です。

『熊谷市のグルメは?』

○フライ
揚げてないのに、なぜかフライ。
溶いた小麦粉に野菜や肉などを混ぜて焼く熊谷の名物料理。
「お好み焼」よりも手軽な感覚で食べられます。

○五家宝(ごかぼう)
米ときな粉と水あめで作る熊谷の代表的な和菓子の銘菓。
草加煎餅、川越の芋菓子とともに埼玉三大名菓の1つと言われています。
御年輩の方へのお土産をお探しの際は、この五家宝を!!


○雪くま
熊谷ならではの、かき氷「ブランド名」。
地元のおいしい水から作った貫目氷を雪のように削り、
店舗毎に特色のあるオリジナルシロップやデコレーションをほどこしています。


どうでしょうか?国宝の拝観して、知的好奇心を刺激して、
帰りに熊谷市のグルメを堪能してみては、いかがでしょうか?

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