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一歩一景。栗林公園の名勝
最高の日本庭園と称えられてやまない栗林公園の魅力とは
「栗林公園(りつりんこうえん)」とは香川県の高松市、栗林町にある都市公園です。その内部には江戸時代初期の大名庭園に端を発する広大な日本庭園が広がっています。『日本三名園』にこそ含まれていませんが、海外の『日本庭園ランキング』では足立(あだち)美術館、桂離宮(かつらりきゅう)に次ぐ3位についています。訪れた人の口からは日本で最も素晴らしい庭園との声も相次ぐ栗林公園ですが、この名勝はいかにして形成されたのでしょうか。
栗林公園の今の形が作られたのは1745年であると記録されています。起源はとある豪族の小さな別邸であり、少なくともある程度はっきりと大きな日本庭園として形を成したのが1625年、讃岐国の国主によって手が加えられたのが始まりです。つまりそれから100年以上もかけて少しずつ増築が繰り返され、今の大規模な日本庭園の様相を呈したということになります。日本庭園には基本的に「借景(しゃっけい)」と呼ばれる、庭園の背景として用いる対象物が存在します。それは周辺の地形や庭園の外にある構造物であり、多くは近場の名のある山や城であったりしました。――この栗林公園の借景はすぐそばの紫雲山であり、秋には山いっぱいが紅葉に包まれ、ひときわの名風景を形成します。
園内には6つの池が配されており、その池を巡る回遊式庭園である栗林公園では、池の中に浮かぶ築山や松の木などの静謐な佇まいを楽しむための公園です。国の特別名勝に指定されており、ミシュラン観光ガイドブックに最高の評価である3つ星を与えられたこともある栗林公園の敷地面積は75ヘクタールとなっています。これは特別名勝に指定された庭園としては最大のものです。
春には花見、秋には紅葉狩り。季節が生える、栗林公園の歩き方
桜が多く植樹され花見の名所として市民に愛されている栗林公園ですが、これは栗林公園に限ったことではなく、そもそも香川県は全体として桜の多い県です。温暖な気候が桜の開花に適しており、主要な幹線道路の並木がすべて桜の木であることも珍しくなく、栗林公園がある高松市も同様です。そのため桜の名所も多く、高松市民は花見の席取りに苦労することがありません。それでも花見の時期には毎年多くの花見客が訪れる栗林公園の魅力は、やはり入園料の410円を支払うだけの価値があるということでしょう。――ちなみに、この入園料は香川県の観光協会が発行する「うどん県公式パスポート」を持っていると割引になります。「うどん県公式パスポート」は香川県各地の観光名所で無料で発行してもらうことができ、栗林公園でも発行しています。入園前にこのパスポートの発行を受けることで割引料金が適用されるため、活用すると良いでしょう。
桜が多く植えられているのは南庭と北庭の一帯であり、花見の際にはこの一帯が主に利用されます。しかし桜の花びら散る季節にも、また園内全域が彩り鮮やかに染まる秋にも、腰を落ち着けて鑑賞するばかりでなく、園内の散策がより一層趣深いものになることも忘れてはいけません。栗林公園には二つの出入り口――東門と北門が用意されています。東門から入場して左手に折れるとまもなく北湖と「芙蓉峰(ふようほう)」という名の第一の景勝地が見えてきます。芙蓉峰は築山の名であり、富士山に似ていることから、富士山の別名である芙蓉(ふよう)の名がつきました。北湖には橋が架け渡され、散策路として最適です。そして、この周辺で見られる桜の木の壮大な花ぶりは、特に栗林公園を毎年訪れるような人に人気が高い、通好みの魅力を備えています。
栗林公園のイベントを楽しみたい!
せっかく日本三名園に勝るとも劣らないと評される栗林公園に観光で訪れるのであれば、その時期はできる限り毎年栗林公園で開催されている年中行事に合わせたいものです。高松市は全体としてまつりが盛んな市であり、四季それぞれに代表的なまつりを持ち、市民の大多数が詰めかける大変な盛況を呈します。栗林公園でも頻繁に大きな催し物がなされていますが、栗林公園の大きな特徴として、催し物の頻度の高さが挙げられます。月単位ではなく日割り単位で大小様々な催し物が開催されており、特に日程を確認せずとも、ふらりと訪れれば何かしらのイベントにはありつけるでしょう。
ここでは栗林公園の景観が特に映えるとされる秋の風物詩をご紹介していきたいと思います。近年旅行雑誌などでも取り上げられて話題となっているのが『秋のライトアップ』と称されるイベントで、これは毎年11月下旬頃に行われています。他県ではすでに冬の寒さも深まる頃合いですが、温暖な香川県では紅葉の最盛期もやや遅れて訪れます。このイベントでは17時~21時のあいだ、園内各地で赤々と色づいた木々が照らし出され、上品な日本庭園に幻想的に浮かび上がります。栗林公園では大池を優雅に進む「和船」への乗船が人気のアトラクションとなっていますが、この和船も秋のライトアップでは趣を変え、普段とは違った姿を見せてくれます。笠をかぶった和装の船頭に導かれて、国内有数――いえ、あるいは国内最高の日本庭園とも称される大池の情緒を味わってみませんか?
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