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大人になっても楽しい洞窟探検。秋芳洞
大鍾乳洞「秋芳洞」の神秘に迫る
「秋芳洞(あきよしどう)」は山口県の美祢市(みねし)の地下に広がる巨大な鍾乳洞(しょうにゅうどう)です。鍾乳洞とは石灰岩が地下水によって浸食されてできた洞窟のことで、内部に「鍾乳石(しょうにゅうせき)」などの独特な構造を形成するのが特徴です。鍾乳石の外観はつららに似ており、またその直下にも、地面から立ちのぼるように同じつらら状の鍾乳石が見られることが多いようです。その正体は天井から長い時間をかけて滴った炭酸カルシウムを多く含む水滴の蓄積物で、一般的に鍾乳石と聞いて思い浮かべるつらら状の構造物は、狭義には鍾乳管(しょうにゅうかん)と呼ばれます。内部がその形成過程から空洞になっていることに由来する呼称です。この鍾乳管は自然のなせる業を感じさせる稀な景観を生むため、大規模なものは各地で珍重され観光資源となる一方で、非常に脆く壊れやすいことを覚えておかなければなりません。一度壊れてしまえばまた形成に多大な時間を要するため、観光地に赴く際には留意するようにしましょう。
さて、「秋芳洞」は国内最大級の超巨大鍾乳洞です。その全長は8,500kmにも達し、そのうちの1kmが観光地として公開されています。鍾乳洞の観光は、まさに子供の頃憧れた洞窟探検を現実のものとする胸躍る体験です。鍾乳洞の見どころといえばやはり天井から無数に垂れ下がる鍾乳石などの石灰岩が形成する多様な地形群ですが、もう一つ、感動的を禁じ得ない素晴らしい出会いが待ち構えていることが多く、秋芳洞ではそれが実現します。地下水によって形成された秋芳洞の奥には、まるで磨き上げられた宝石のように澄んだ地下水の溜まり場が待ち構えています。
秋芳洞の形成と発見。奇跡の沿革
今現在当然のように「特別天然記念物」に指定されている「秋芳洞」ですが、その形成はいかにして行われ、そして発見に至った経緯はどのようなものだったのでしょうか。いくつもの奇跡が重なって今の秋芳洞が我々の目前に存在しているのだという事実を噛みしめるために、その沿革を確認していきましょう。
秋芳洞形成の起源はおよそ3億年ほど前までさかのぼることになります。かつて海に沈んでいたこの地に繁茂したサンゴ礁が地殻変動により陸地に現出し、その死がいが石灰化したことで、この秋芳洞の土台となる石灰岩が形成されました。その後地下水により浸食を受けたのが今の秋芳洞です。その発見は記録に残る限りでは少なく見積もっても700年前であり、当時は禅師による雨乞いのための洞窟とされていたようです。しかしながら、その禅師も豪雨による洪水が原因で洞窟内で亡くなっており、その後長らく秋吉台の詳細な記述は残されていません。地元民がこの洞窟を「水神の住処」として長く避けていたためです。近代になってようやく詳細な探索が行われたのが1900年代に入ってからのことです。かつて秋芳洞は入り口付近に滝があることから「滝穴」と呼ばれていました。秋芳洞という名が名付けられたのは1926年のことで、この呼び名は比較的新しいものです。
洞内は一年を通して17℃前後の気温に保たれているため、夏に訪れる際には、半袖のまま入っては肌寒さを感じることになります。上着を持参すると良いでしょう。また反対に冬場に訪れる際にはとても暖かく感じるはずです。洞内ではコートを脱いで歩くことになるでしょう。
秋芳洞内部の名所の数々
国の特別天然記念物として国内外に「秋芳洞」の名は広く知れ渡っていますが、ただ「秋芳洞」とひとくくりにするには惜しいほど、この鍾乳洞はその内部に数々の見どころを有しています。鍾乳石はもとより、そのほかにも優れた希少地形がみられ、人々を楽しませている秋芳洞のより深い魅力に迫ります。
「黄金柱」という名で知られる秋芳洞内部でも特に人気を博している記念撮影ポイントがあります。高さ15メートル、幅が4メートルにも達する巨大な鍾乳石の柱で、つらら状の通常の鍾乳石の最も最終的な姿と言えるでしょう。地面から天井までまさに柱のごとく繋がった壮大な構造物は、長い長い時間をかけて作られた自然の傑作です。
「百枚皿」もまた「黄金柱」と人気を二分するほどの名所です。正式には「石灰華段丘(せっかいかだんきゅう)」というこの地形は、一言で表すと石灰岩で形成された小池です。しかし棚田のように階段状に組まれた規則的な形をしており、自然に形成された地形というよりは、人の手によるモダンアートの噴水でも見ているような気にさせられます。別名、リムストーン・プール。百枚皿の通称のとおり、幾枚もの皿が整列しながら階段を形成したような外観です。
洞内にはユニークな生物たちが生息しています。コキクガシラコウモリなど数種のコウモリが多数天井にぶら下がっているほか、水場には白い半透明のエビや、奇妙な形をしたカニのような生き物がいます。特殊な環境下に適応してひっそりと暮らす生物たちの住処ともなっている秋芳洞ですので、観光の際には彼らの安寧を損ねないよう気を配りましょう。
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