ステーキなのにサッパリしてすっきりしたレモンステーキを堪能しよう（長崎県） | 風俗のお仕事コラム

時は昭和30年代、料理人として独立を夢見ていた兄弟が夕食時、料理の話で盛り上がっていました。
その話の内容はステーキについて。二人はステーキのボリュームの多さが日本人には合わず、その重さをどうにか日本人向けにアレンジすることはできないかと話し合っていたのだった。
話し合いの結論はこうだった、「「ステーキをすき焼き風にアレンジしよう」」と。
肉汁がたっぷり、少し赤みがかかった肉厚がある噛むのにも一苦労しそうな分厚いステーキをまずは薄くスライスし、焼き肉と同様に鉄板の上で焼き上げ、料理人の弟が作り出した、ステーキにかけるような洋風のソースではなく醤油ベースのオリジナルソースを仕上げに味付けました。これが現代で親しまれ続けている、佐世保の顔と言ってもいい料理のレモンステーキの発祥でした。
昭和47年には兄弟は自分たちの店であるふらんす亭を開業、独立の夢も叶えたのであった。さらに昭和61年には弟が再び独立し、時代屋をオープンさせました。
レモンステーキの美味しい食べ方は、鉄板の熱が熱いうちに肉をひっくり返し、野菜を肉の真ん中に丸め、レモンステーキのソースをご飯にかけて食べ、ご飯を鉄板の中に入れて食べるなど、食べ方ひとつでもレモンステーキの楽しみ方が変わります。

そんなレモンステーキですが、やはり佐世保の注目グルメ、店舗数も沢山あります。そこで、レモンステーキが美味しくオススメできるお店を２つご紹介します。
まずは「門」
ステーキに使う肉の本質に心血を注いだ初代の精神が受け継がれており、使用する肉は柔らかな肉質と豊かな風味が特徴である長崎和牛。ステーキに合う脂にキレがある肉を、3代目店主は目と舌を使って選び抜いていると自信ありげに話している。
薄切りにせず薄くたたいて伸ばした肉は食感がとてもよく、噛めば口内にじんわりと肉汁が広がってきます。
値段は少しお高めですが、その口どけの良いレモンステーキは食べて幸せになれること間違いなし、そんなお店です。

そして「時代屋」
歴史でも紹介した、昭和61年に料理人の弟である東島 洋シェフがオープンした時代屋、レモンステーキの生みの親でもあるシェフがいるため、とても愛されている店になっています。今ではオーナーであるシェフと二代目が働いており、その味をお客様に提供しています。
レモンステーキの影に隠れていますが、ボリューム感たっぷりの食べて大満足できるビーフステーキもとても美味しく、塩コショウでシンプルな味付けをしたアメリカンステーキ、レモンステーキのソースを使いしょうが風味に味付けされたしょうが焼きステーキの2種類の味付けを味わうことができ、レモンステーキを食べに行った後はビーフステーキも食べに行きたくなる、絶対にリピートしてしまうこと間違いなしのお店です。