熊本の郷土料理、辛子レンコンで健康を保とう

熊本の郷土料理、辛子レンコンで健康を保とう

▼辛子レンコンの発祥

元々レンコンには血管を丈夫にし、血行を良くし、皮膚の新陳代謝を活性化する、さらには若返りにも効能がある優れもので、
増血剤としてとても優れているものであり、それに食欲増進作用のある辛子を足すことにより、辛子レンコンは健康に良いと
熊本の一般家庭などで正月などに昔から作られ、親しまれてきました。今や有名になったため郷土料理という枠から飛び出し、専門店も作られています。
辛子レンコンが造られたのは江戸時代前期、細川忠利が藩主の時代。藩主である細川忠利は身体が弱く病弱であったため食が進まず、その光景を見かねた羅漢寺玄宅の和尚が何か栄養のあるものを食べさせようと四苦八苦したのだった。しかし豪勢な料理を並べたりと試すものの改善されることなく、どうすべきか悩んだ和尚は、当時沼地が多かった熊本の至る所に茂っていた蓮を見てレンコンを思い、和漢の書で増血効果があると知り、藩主に食べさせることを決めたのだった。
しかし、泥の中で育ったけがれたものだと言い藩主はレンコンを食べてくれることはなかったのです。そこで和尚は片栗粉をまぶし、れんこんを揚げ天ぷらのようにし、一か八かと藩主の膳に出すと、なんとその衣に食欲をそそられたのか、見向きもしなかったレンコンを食べ始めたのだった。そこで和尚はさらにみそと和辛子を混ぜ合わせたものをレンコンの穴に詰めたものを揚げて膳に出すと、その独特な辛さが効いたからか、みるみるうちに食欲が増していったというのが辛子レンコンの由来だと現在まで噂されています。
また、輪切りにしたレンコンの姿が細川家の家紋である九曜の紋に似ているということから、藩主は辛子レンコンの製造方法を隠し秘伝料理とし、明治維新の時まで門外不出の味だったのです。このことから、肥後熊本の地が未だに全国唯一の辛子レンコンの名産地となっているのです。

▼辛子レンコンの製法

辛子レンコンを作るにはまず両端を切り落とし、レンコンをたわしでよく洗ったあと沸騰した湯で15分ほど茹で上げます。
茹で終えたらレンコンをざるに立て陰干しをし、十分に水気を取り除いておきましょう。
次に味噌、粉辛子、そして蜂蜜を混ぜ合わせて作った辛子味噌をレンコンの穴へ隙間のないよう詰め込みます。
一般家庭においては平たいバットのような容器に辛子味噌を盛り、レンコンの断面を数回押し付けるというのが最も簡単な詰め方です。
辛子味噌を詰めたレンコンを5時間以上置き、その後衣となる小麦粉・ターメリック・水を混ぜ合わせたものをたっぷりと着け、180度ほどの油で揚げます。
揚げあがったら食べやすい適度な厚さに輪切りにし、これで辛子レンコンの完成です。

出稼ぎで食べた辛子レンコンの味を家庭でも楽しみたいなんて場合は、自宅で作ってみてはどうでしょうか?

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