火山との共存、島原半島ジオパークでその姿に触れてみよう

火山との共存、島原半島ジオパークでその姿に触れてみよう

▼ジオパークとは

ジオとは地球のことで、地球に関する様々な自然遺産、地層や岩石、地形や火山、断層などを含む自然豊かな公園のことをジオパークと言います。
今現在日本には36の日本ジオパークがあり、世界には世界30か国100地域の世界ジオパークがあります。日本から世界ジオパークに認定されているのは島原半島を含め、新潟県の糸魚川、北海道の洞爺湖有珠山、鳥取・兵庫・京都の山陰海岸、高知県の室戸、島根県の隠岐、熊本県の阿蘇の7地域が世界ジオパークとして認定されています。
ジオパークに認定されるためには大まかに6つ分けた条件が必要で、
学術的に貴重な地形・地質遺産が美しい自然環境が複数あることを主に、それらを保護、利用した暮らしや歴史、貴重さを体験できる仕組みが設備されていること、長年にわたって昨日していること、推進する組織があること、すべてを兼ね揃えた場所がジオパークとして認定されるのです。
島原半島ジオパークは長崎県島原半島にある雲仙火山を中心としたジオパークです。雲仙火山は世界有数の活火山であり、3回もの噴火で人々の暮らしに大きく影響を与えてきた火山で、その自然災害から復興し、大地の恵みを活用して生き続けてきた人々が暮らす活火山と人との共生をここ島原半島ジオパークのテーマとしています。

▼島原半島に伝わる巨人、みそ五郎伝説

むかしむかし、みそ五郎という大男が島原半島に住んでいました。
みそ五郎はとても優しい心の持ち主のうえに力持ちだったので、村人の畑仕事や山を切り開く手伝いをし、そのお礼にみそを分けてもらって暮らしていたのでした。
ある日、山を切り開き畑にする仕事を手伝っていたみそ五郎は、鍬を大きく振り下ろしたところ、その反動で尻餅をついてしまい、土のかたまりは有明海まで飛んでいきました。その土は小島になり、堀ったあとは雲仙の池となったそうな。
次の日、肥えだんごを担いでいたみそ五郎を急な地面の揺れが襲い、みそ五郎は倒れて足を深く切ってしまいました。肥えも一面にばらまかれてしまい、そのせいで草木は枯れ、みそ五郎の足から出た血で土が真っ赤になってしまったのでした。今でも赤い土を、みそ五郎どんの血の色と言う習慣があるそうです。
そして嵐の日、港につながれていた船が大波にさらわれ、漁師たちが繋ぎとめようとするも、人や船は流されるばかりでした。その様子を山の上から見ていたみそ五郎が海岸へと飛び降り、流れている船を陸に向かって引っ張ろうとするも、みそ五郎も流されてしまいそうになりました。しかしみそ五郎はありったけの力をふりしぼり船を陸にあげ、村人にたいそう喜ばれました。
みそ五郎はみそをもらいながら幸せに暮らし、今でも高岩山にはみそ五郎が遊んだお手玉石や大きな足跡がくっきりとついていると言われている石が残っています。勇敢で優しいみそ五郎を想いながら高岩山をゆっくりと歩き回ってみてください。

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