過去を紐解いて千葉を知る!魅力いっぱいの産業遺産めぐり

過去を紐解いて千葉を知る!魅力いっぱいの産業遺産めぐり

過去を紐解いて千葉を知る!魅力いっぱいの産業遺産めぐり

千葉県には歴史的重要な価値のある産業遺産があります。
産業遺産とは工学的機能と社会に果たしてきた役割、建造にあたった技術者の尽力・先見性・使命感などの点から「社会へのアピール」、「土木技術者へのアピール」、「まちづくりへの活用」、「失われるおそれのある土木遺産の救済・保護の必要性のアピール」を目的として設定されています。
日本が進んできた道を振り返るためにも歴史を見つめるためにも、産業遺産は貴重な存在です。
ぜひ見て感じて、千葉の歴史を知りに来て下さい!

千葉高架水槽

JR千葉駅より約2km東方、都川に面する水道用地に建つ千葉高架水槽は千葉市の住宅街を見下ろすようにそびえ立ち、地域のランドマークとして70年たった現在でも一部の地域に給水している現役の水道施設です。

高さ30m規模の正十二角形平面の鉄筋コンクリート造構造物で、頂部に水槽を収め、躯体の北側に玄関及び階段室が設けられています。
現役の公共施設なので、なかなか中に入ることはできませんが、特別一般公開の日もあるのでぜひチェックしてみて下さい!

柳原水閘(やなぎはらすいこう)

柳原水閘は明治時代の煉瓦積み工法を使った歴史的にも価値ある産業遺産です。
坂川治水のために明治37年(1904年)に造られ、鉄筋コンクリート造りが普及する前のレンガ造り4連アーチの樋門で、アーチ部分には大きさの違う石を用いた特徴的な外観をもっています。

明治時代のレンガ積み工法を伝える土木史上の貴重な建造物といえます。
柳原水閘は市指定有形文化財に指定され、現在は水閘としては使われなくなりましたが、当時は治水のためとても活躍しました。

利根運河

利根運河は日本で初めての西洋式の運河です。
明治時代に入り貨物の輸送量が増えたことで、しっかりとした運河を作る計画が持ち上がり、幾度と訪れた洪水、災害被害を対策するためや、物資の輸送のためなどに対応するべく、何度も工事が続けられてきました。
色々な歴史を通りながら現在の形にたどり着き、近代化産業遺産として経済産業省に認定されています。
今では一級河川として土手の草刈なども国土交通省が管理しており、それに伴い豊かな植物相が残され、自然観察会やウォーキング会などが開催されたりと周辺の人々に親しまれています。
広い河川敷をゆっくり散歩するのもいいですね!

山生橋梁(やもうめきょうりょう)

JR外房線の太海~江見の間にある、 土木遺産に認定された、全長1647m、脚高最大11.2m、橋脚15本を持つ鉄道オタクの中でも有名な橋。
山生橋梁はその美しい橋の形と、海や山のある美しい景色と電車という組み合わせでとても人気があるのです。
大正期に入り鉄筋コンクリート構造が普及し始め、発展初期における比較的規模の大きいものとして形式的にもアーチ構造から桁・梁構造へと進化する記念碑的な意義を持つ構造物であり、また鉄筋コンクリート構造物の長期耐久性を実証する構造物としても貴重な産業遺産とされています。
現在では土木学会選奨土木遺産にも指定されているJR東日本の歴史的建造物。
テツコでなくても一見の価値はあるかも?

眺尾橋(ながおばし)

長尾川にかかる橋。
クリスマスシーズンになるとイルミネーションで夜の川を彩り、端午の節句の頃はこいのぼりが泳ぐこの橋は指定有形文化財に指定されています。
通称めがね橋とも呼ばれ、天気がいい日で川の流れが穏やかなとき、川面に反射して移る橋の姿がめがねのようであることからそう呼ばれています。
石造りの橋としても魅力が高く3連石積み上路アーチ橋のめがね橋は中々ないようで、関東では眺尾橋だけ。

全国的に見ても貴重な、とても美しい外観の橋です。
県有形文化財としてだけでなく、土木学会選奨土木遺産にも指定されています。
太平洋戦争の時代には、東京湾の入り口を防備するため、近くの学校に旧日本軍が駐屯し、橋上を戦車が往来したという歴史をもつこの橋。
産業遺産を見学するときには、こういった歴史を調べてから訪ねるのも見識が深くなり勉強になりますね。

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