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秋田の夏を彩る「竿灯まつり」
竿灯が彩る秋田の夏
宝暦年間には既にその原型となる行事が催されていたとされる秋田の「竿灯まつり」は、青森のねぶた祭り、仙台の七夕まつりと並ぶ東北三大祭りの一つ。
「竿灯まつり」では、提灯をたくさんぶら下げた「竿灯」を、提灯の中の蝋燭に火を付けた状態で掲げて、夏の病魔や邪気を払って五穀豊穣を願うお祭りです。
竿灯の種類や技は?
「竿灯まつり」で使用される「竿灯」には4種類あり、一番大きな「大若」は高さ12m、重さは50kg!「中若」は高さ9m、重さ30kg。「大若」「中若」は、ぶら下がった提灯の数はなんと46個!
「小若」は高さ7m、重さ15kg、「幼若」は高さ5mで、どちらも提灯の数は24個です。
竿灯の妙技の数々は、目の当たりにすると圧巻の一言!
巨大な竿灯を腰、肩、額などに乗せてバランスを取りながら倒れないように支えます。
この竿灯を掲げた男性のことは「差し手」と呼びます。
竿灯の技の数々は、毎年開催される竿灯妙技会で競い合います。
「竿灯まつり」見物のコツ
迫力満点の「竿灯まつり」ですが、観覧にはいくつかポイントがあります。
まず、基本的なところから言うと、「竿灯まつり」を見たことがない人はここを勘違いしがちですが、竿灯は「練り歩きません」!!!!
ですから、見物客の方が移動する必要があります。
「竿燈まつり」が開催されるのは、秋田駅中央改札口から西口に向かって行った、「竿燈大通り」(別名山王大通り)という通りです。
有料の観覧席もあり、こちらのメリットとしては座って落ち着いて見れること。
ただし、雨天中止となっても払い戻しはされませんのでご注意下さい。
また、竿灯は「練り歩かない」ので、1箇所にいると2団体の演技しか見ることはできません。
そのため有料の観覧席でも2団体しか見れません。
一方、歩きながら見る方法のメリットとしては、自分で自由に動いて好きな場所を見て回れることです。
屋台を冷やかしながら歩いて回り、いくつもの団体の演技を見て回れますので、きっとお気に入りの団体が見つかることでしょう。(技は差し手や団体によってかなり技も違ってきます。)
デメリットとしては、とにかく通路が混んでいること。自由に移動できるとはいえ、混雑し過ぎていて動けなることも多々あり、移動もなかなか大変です。
また、ここ近年は警備が厳しくなってきており、歩みを止めるとすかさず注意されて落ち着いて見物できない場合も多いようです。
ですから、落ち着いて見たい、子供連れで見たい等の場合は有料観覧席を、体力に余裕があって色々見物したい場合は歩き回って見物するのが良いのではないでしょうか。
竿灯祭り、裏ワザ?的な見物方法は?
できるだけ間近で、竿灯の妙技を見物しながら見たいところではありますが、近ければ近いほど混雑してしまうのは仕方がないことです。
人混みがどうしても苦手…という場合は、ちょっと遠目から眺めるのも一興です。
会場両端から眺めていると、竿灯の竿が一斉に立ち上がり、何本もの竿灯の提灯がゆらゆらと揺れる様子が一望できて美しいものです。
また、裏ワザとしては、ホテルの窓から竿灯を眺めるなんていう手もあります!
「竿燈大通り」に面した「ホテルパールシティ秋田竿灯大通り(TEL 018-862-0501)」「ダイワロイネットホテル秋田(TEL 018-883-0500) 」「ホテルアルファイン秋田(TEL 018-866-3355)」の、竿灯大通り側のお部屋からは、部屋の中から竿灯を眺める事が可能です。
ホテルの部屋からお酒を飲みながら、のんびりと幻想的な竿灯を眺めるのも素敵ですね。
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