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冬に食べたい!秋田の領土料理・きりたんぽ
◆きりたんぽってなに?
きりたんぽは、つぶした粳米のご飯を竹輪のように木の棒に巻き付けて焼き、棒から外して食べやすく切ったものです。
このきりたんぽは鶏がらのだし汁で煮込んだり、みそをつけて焼くなどの調理法があり、秋田県内では冬場の学校給食のメニューとして登場するほど、秋田の人々に根付いた料理です。
また、きりたんぽ鍋は農林水産省の「農山漁村の郷土料理百選」では秋田県のノミネート料理の中でインターネット投票で3位を獲得しました。
◆正式名所は・・・?
みなさんは「きりたんぽ」が正式名称ではないということをご存知でしたか?
切った状態のことを「きりたんぽ」いい、ご飯が棒に巻き付いた状態のことを「たんぽ」というんです。
棒に付いたままの状態のものも「きりたんぽ」だと思って人は多いのではないでしょうか^^
この「たんぽ」の由来は、槍の稽古に使う短穂槍の形に似ていたことからその名が付いたとされています。
そのため、棒に巻きついたままみそを付けて焼いたものを「味噌付けたんぽ」、棒から外して切って鍋に入れたものを「きりたんぽ鍋」と呼ばれています。
◆たんぽの起源は?
たんぽの起源には諸説あるといいます。その一つをご紹介します。
たんぽ料理は秋田県北部の郷土料理で、その昔、古い方法をもちいて集団で狩猟を行っていたマタギたちが作っていた料理が起源という説があります。
マタギたちは普通のご飯を持って山へ狩りに行ったのではご飯が腐りやすいため、木の棒にご飯をつぶして巻き付けて焼き、これを山で捕獲したキジや野菜を煮詰めた鍋に入れて食べていたといいます。
そんな中、空腹を抱えた南部の殿様がとあるマタギ小屋にたどりつき、マタギたちに長い串に飯を握り付けて焼いたものを馳走されました。
そのあまりのおいしさに感動した殿様が、形が短穂槍に似ていることから「たんぽ」と名付けたとされています。
◆冬は家できりたんぽ鍋を食べよう!
きりたんぽは家庭でも簡単に作ることができます。
簡単に調理できるうえに、スーパーにだいたいの材料が揃っているのでぜひ挑戦してみてくださいね!
*材料
きりたんぽ、比内地鶏スープ、ささがきごぼう、鶏もも肉、ごぼう、まいたけ、長ねぎ、セリなど
(スープがない場合は、鶏ガラスープの素や醤油で即席スープを作ってみてください)
*具を切る
きりたんぽは3~4つに斜め切り、鶏肉はひと口大、ごぼうはささがき、長ねぎは斜め切り、まいたけは根元を切って小房に分けにしておくといいです。
*煮る
鍋にスープを煮立て、ごぼうや鶏肉など火の通りにくいものから入れていきます。
その後、ひと煮えする直前にきりたんぽを入れると完成です。
すごく簡単ですよね^^?
冬の寒い日は、アツアツに煮込んだきりたんぽ鍋であったまってみてはいかがでしょうか?
しかし、自宅で作れてもやはり秋田県で本場のきりたんぽ鍋の味を食べてほしいもの!
出稼ぎ先を探し中の方は、ぜひきりたんぽ鍋が食べられる秋田県をご検討ください^^!
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