岡山の穴場観光スポット

岡山の穴場観光スポット

桃太郎伝説のモデルとなった「吉備津神社」

「吉備津神社(きびつじんじゃ)」は岡山県岡山市にある、吉備津彦命(きびつひこのみこと)を祀る神社で、山陽道屈指の規模を誇る大社です。吉備津彦命は日本書紀に記されるところによると、崇神朝四道将軍としてこの地方を平定したとされています。四道将軍とは崇神天皇の代に諸国の安定のため東西南北へ派遣されたとされる四将軍のことです。神話の中のお話ではありますが、こうした記述は史実と絡み合っている部分も多いため、解釈が難解です。わかっているのは、この地にとってとても大切な神様であるということ。この吉備津彦命が、かつて吉備文化の礎を築いたとされています。古来より吉備の国の開祖として崇拝されてきた吉備津彦命はまた、桃太郎のモデルにもなっています。

吉備津神社は吉備津駅から徒歩で行ける場所にあり、広く自然豊かな環境に囲まれています。
行事も盛んで、毎月1日の早朝に行われる「ついたち参り」では、普段入ることのできない国宝、御本殿の中まで入って、主祭神、吉備津彦命のすぐそばでお参りをすることができます。この際には心身ともに健全でいられるようにとの願いが込められたありがたいお守りもいただくことができます。吉備津神社では、毎月続けてお参りすることを推奨しています。

「秋季大祭」はその名の通り毎年秋に行われる、収穫に感謝をするためのお祭りです。神事の一環として、「七十五膳据神事(しちじゅうごぜんすえ)」と呼ばれる献饌(けんせん)行事が執り行われます。献饌とは神様にお供え物をするという意味で、この日には多くの世話人が詰めかけ、百名以上の大行列を作って本殿を目指して練り歩きます。

植物、鳥、昆虫と触れ合える「半田山植物園」

半田山植物園は岡山市街地を一望できる半田山にあり、植物園としてだけでなく広く市民が利用できるレクリエーション施設として開園した、誰もが楽しめる憩いの場です。11ヘクタールの園内には3000種類を超える植物が植えられていて、四季を通じて多くの花が鑑賞できるように工夫されています。半田山の頂上付近には文化財「一本松古墳」があり、そこを目指して楽しく散策するコースが人気となっています。

開園時間は9:00~16:30となっていて、休園日は毎週火曜日と年末年始です。園内はいくつものコースを選んで自由に散策できますが、だいたい1時間あれば一通りの道を歩くことができるようになっています。イベントも盛んで、夜の植物たちの様子を楽しめる「ナイトガーデン」は盛大です。夜にしか咲かない花、夜にしか香らない花をご存知ですか? ナイトガーデンの期間中は華やかなライトアップに加え、中央広場では200個のロウソクが彩る「キャンドルナイト」サービスも実施されます。出店も多く出店していて、さながら夜祭といった風情。九月の上旬に開催されています。

子供連れのお客さんにも嬉しい「見て!さわって!子ども植物実験室」は、実際に自分たちが普段食べている野菜などについてもっとたくさんのことを知れるいい機会です。夏休み期間中に開催されるので、子供たちの自由研究にもぴったり。また、半田山植物園はいつでも子供の植物に関する相談を受け付けています。まさに市民が気軽に植物と触れ合えることを目的とした施設らしいサービスですね。観光客にも穴場として人気の高い、緑豊かなスポットです。

海を渡って別世界。孤島の「犬島精錬所美術館」

犬島精錬所美術館は、犬島に残る銅製錬所の遺構を流用した美術館です。精錬所の廃墟から生まれた美術館の暗なるコンセプトは、日本の近代化への警鐘。かつて創造を司った精錬所という象徴的な建物の廃墟から、人々は何を得ることができるでしょうか。「誕生」と「死」と「再生」をほのめかす「犬島精錬所美術館」は、植物の力を利用した水質浄化システムを導入して、遺構と建築、そしてアートと環境といったキーワードを結びつける取り組みを行っています。

晴れた日には小豆島や豊島を一望できる絶景の環境にある美術館は、工場の廃墟としての雰囲気を残したその外観から圧倒されてしまいます。内部もやはり小奇麗に整ったフローリングで完結しているわけではなく、かつての精錬所の朽ち果てた文明を象徴する雰囲気を強くにおわせています。歩いているだけでどこかもの悲しい気分にさせる場所には、それにふさわしい作品群が展示されています。アートワークでは小説家、三島由紀夫の作品に感化された美術品が展示され、今後の日本、現代社会の在り方について問いかけがなされています。

1909年に銅を精錬するため建設された犬嶋精練所は、その後銅価格の大暴落によって僅か10年で操業を終える運びとなりました。この精錬所は大規模な精錬所に見られる特徴的ないくつもの構造を良質な状態で残しており、美術館としてのみならぬ貴重な建築物として「近代化産業遺構群33」に数えられています。「廃墟めぐり」という趣味が脚光を浴びるようになって久しい昨今、そのような趣味をお持ちの方にとっては、一度は訪れてみたい遺構の一つではないでしょうか。

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