横浜みなとみらい21を一日で遊びつくせるか

横浜みなとみらい21を一日で遊びつくせるか

見どころが多すぎて困る横浜の沿岸部

「横浜みなとみらい21」といえば都市景観100選を受賞したほど見事な大都市です。横浜再開発の計画により一新された新しい街であるため、東京のように古民家も多く混ざった都会という傾向は乏しく、見える建物のほとんどが現代的で統一感があることも特徴の一つでしょう。もともと「横浜みなとみらい21」の計画は、関東大震災や太平洋戦争による空襲、一時アメリカの占領地となったことで生じた都心部への影響から、都市計画が混迷を深め得つつあるのを危惧して打ち出された再開発計画でした。横浜の街をもう一度秩序ある道筋に戻し、丁寧に組み立てていくにはどうすればよいかと討議がなされ、今のような街並みが形成されました。

通称「みなとみらい」には主要な観光地が多く含まれています。「横浜ランドマークタワー」や「横浜赤レンガ倉庫」、「カップヌードルミュージアム」、「横浜ベイブリッジ」、「よこはまコスモワールド」など、数え上げればきりがありません。しかも、この再開発事業は今現在も継続中で、なお一層の発展が見込まれる見通しです。

「みなとみらい」はそこここに点在する名所と呼ばれるシンボリックな建造物、施設も見どころですが、それ以上に無数の土産物店や食事処を含むショッピング街としての側面が突出して栄えています。無計画にみなとみらい散策に乗り出してしまっては、一日を食べ歩きで潰してしまうことも十分にあり得るでしょう。もちろん、それこそがみなとみらいの醍醐味であり、食べ歩きを目的に観光する人々は多くいらっしゃいます。しかしその際にも鉄道交通を事前にある程度把握しておく必要はあるでしょう。スマートフォンなども上手に活用して、観光旅行の一日一日を有効に楽しんでいきましょう。

みなとみらい巡りに疲れたらほっと一息「臨港パーク」

みなとみらいの海辺には、街中散策に疲れたときにほっと一息つける絶好のスポットがあります。「臨海パーク」には広々と開放的な空間が広がっています。芝生が敷き詰められ、小高い丘があり、丘の上からは「横浜ベイブリッジ」や港を行き交う船を眺めることができます。横浜の沿岸を渡る船は多彩で、無骨で巨大な輸送船やフェリー、漁船に屋形船と様々な船種が景観を彩ります。中でもおすすめは国外と結ぶ海路を行き来する巨大なタンカー。洗練された街並みを歩いて回り、都会に生かされている我々にとっての異世界を突然目の前に突き付けられるような、不思議なインパクトを持つ光景なのです。「臨港パーク」は広い青空も贅沢に仰ぎ見ることができます。陽気には寝転がってうとうとするのもいいでしょう。ペットの散歩に出ている人、ジョギングをする人、フリスビーを投げる人、キャッチボールをする人と、都会からほんの少しだけ離れた時間を大切にする人々の営みが垣間見られます。

「臨港パーク」にはだだっぴろい芝生が広がるだけではありません。おしゃれなオブジェや、よくよく見ると意匠に凝った呼応贓物の数々、石段一つ、植木一本取ってもどこか洒落た趣があるのです。地方の観光地で自然を満喫するのも素晴らしい体験ですが、都会から離れすぎない、都市整備の一環として生み出された緑地の魅力もまた独特で、天然の自然には決して真似できない文化の香りを感じられます。みなとみらい観光に際して、臨港パークの存在は覚えておいて損はないでしょう。臨港パークへのアクセスは横浜高速鉄道みなとみらい線が便利で、「みなとみらい駅」から徒歩5分の場所にあります。

おなじみ「赤レンガ倉庫」の実態を探る

みなとみらいの主要観光スポットの一角を飾っている「赤レンガパーク」は、どちらかといえば「赤レンガ倉庫」の名前で馴染まれていますね。現在は「パーク」という名称に見えるとおり、展示ホールや多くの売店が内部に入った巨大商業施設として機能していますが、かつてのその役割は保税倉庫というものでした。正式な名称は、「新港埠頭保税倉庫」です。そもそも保税倉庫と聞いてもピンと来る人のほうが少ないでしょう。保税倉庫とは外国から持ち込まれた貨物を輸入手続きなく保管しておける倉庫のことです。かつて――今もそうですが、横浜の港は日本を代表する貿易港でした。「赤レンガ倉庫」は外国からやってきた数々の輸入品を一時保管しておくために作られたのです。その倉庫の巨大さから、往年の貿易の盛んさがうかがえます。

通称「赤レンガ倉庫」は西洋的で複雑な意匠が特徴の、美術的価値の高い建造物ですが、夜にはライトアップされ、その美しい建築はより一層の存在感を放ちます。2010年には日本で初めて「ユネスコ文化遺産保全のためのアジア太平洋遺産賞」において優秀賞を受賞しました。かつて横浜港の貿易機能の中核を担った歴史的重要施設であり、また建築技術の観点からも当時としては最高峰の、模範的な保税倉庫だったと言われています。関東大震災を経験してなお一号倉庫が3割ほど損壊したのみにとどまったのも、レンガとレンガのあいだに通された鉄骨の補強など、同年代の建築の中で頭一つ抜けた技術の成果です。

横浜観光の際には各種鉄道の駅が近いことでも、土産物購入のメジャースポットとなっている「赤レンガパーク」でした。一号館と二号館に分かれており、ショッピングモールは二号館に入っています。

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